あけぼの歯科医院

ステファンカーブについて②

こんにちは、渋谷区桜丘町の歯医者「あけぼの歯科医院」の陣之内です。

先日取り上げたステファンカーブのお話です。

子供の食生活指導でよく注意するのが「間食」や「ダラダラ食べ」です。

特に月齢が小さな子は食べている時が静かになるのでつい親御さんは間食させてしまうという事があります。

私も子供がまだ小さいので気持ちは良くわかるのですが、先日お話した「ステファンカーブ」を考慮するといかに虫歯になりやすい環境を作ってしまっているのかが分かると思います。

間食をする度にグラフが酸性に傾きますから唾液の緩衝能で戻ろうとしているところにまた酸性に傾く原因を作ってしまうので、グラフが酸性ゾーンにいる時間が長くなってしまうのです。

言い換えると口の中がずーっと酸性の時間になり、歯の表面が溶け始める「脱灰」という現象が起き始めます。

脱灰した部位は虫歯のスタート地点を過ぎた事になりますので放っておくと歯の奥深くまで虫歯として溶け進んで行くことになるのです。

 

ダラダラ食べも同じ理由でNGです。

 

おやつや間食をしてはいけないわけではないのですが、間食をする際には以下のルールを守りましょう。

 

・間食(おやつ)の時間は決まった時間に(回数を少なく、機会をまとめる)

・ダラダラ食べず短時間で

 

是非今日から実践してみて下さい。