こんにちは、渋谷区桜丘町の歯医者「あけぼの歯科医院」の矯正担当医です。
本日、9月1日は防災の日です。
今から99年前の1923年(大正12年)9月1日(土)に発生した関東大震災にちなんだもので、関東大震災の教訓を忘れない、という意味と、この時期に多い台風への心構えという意味を含めて、1960年(昭和35年)に、内閣の閣僚了解により制定されたそうです。
災害などの非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつでもすぐに持ち出せるようにしていらっしゃるご家庭も多いのではないでしょうか。
災害時には水・食料・医薬品・貴重品などの他、照明器具や情報収集ツールなどリュックサックの中に入れておきたいグッズが山ほどあるかと思います。そんな中でついつい忘れがちなのが口腔衛生グッズです。
どうしてもお口の中のことは後回しになりがちですが、非常時だからこそ口腔ケアは非常に重要です。さまざまな環境の変化も相まって、口腔内の細菌の数が上昇すると、全身の健康状態に影響する可能性が高くなります。特に肺炎になりやすい高齢者の方は注意が必要です。
もし歯ブラシがない場合、ウェットティッシュやハンカチなどで口腔内を拭うだけでも細菌の数を減らす効果があります。歯や粘膜に付着したプラーク（歯垢）は、物理的に刷掃しなければなかなか取れないのです。。。
水がない場合は、歯ブラシで歯を磨き、歯ブラシについた汚れをティッシュやハンカチで拭き取りながら磨くことで、汚れを取る事ができます。
また、だ液には口の中の汚れを洗い流す働きがあるので、耳の前の頬の部分やあごの付け根（耳の真下）のだ液腺をマッサージしたり温めたりして、だ液を十分に出すよう心がけてください。
キシリトール入りのガムをかむなども効果的です。
必要な防災グッズを集めて、完璧な状態をつくるとついつい安心しきってしまい、１年・２年ほったらかし、、なんてこともあると思います。
しかし中身が劣化したり電池や賞味期限が切れていたりする場合もあるので、定期的に備蓄品のチェックをするといいかもしれません。
本日は防災の日についてお話ししました。
歯並び・噛み合わせでお困りの方はあけぼの歯科医院まで是非一度、無料矯正相談にお越しください。お電話はこちら（03−3461−3424）まで。