こんにちは、渋谷区桜丘町の歯医者「あけぼの歯科医院」の陣之内です。
「嚙み合わせ」と言われて何を思い浮かべますか?
「歯列矯正」「顎関節症」「歯並び」「肩こり」・・・等々人によって様々だと思います。
嚙み合わせとは文字通り上下の歯が嚙み合っている状態の事を指しますが、普段何気なく生活している中で気にする方はほとんどいないと思います。
それはなぜかというと、どんなに悪い噛み合わせでもお食事は出来てしまう事が多く、痛みが出るわけでもない事がほとんどだからです。
しかし噛み合わせの小さな小さなズレが口の中ひいては体への大きな変化を及ぼしている事があります。
と言いつつ実は噛み合わせの体への影響に関してエビデンス(科学的根拠)はありません。
実験で証明するのが非常に困難だからです。
それでも噛み合わせを改善したら姿勢が良くなった、肩こりが解消した、顔の歪みが改善された、
等々まことしやかに囁かれたりそれらをまとめた書籍があったり。
エビデンスがない以上はあまりに妄信してしまうと宗教的な色合いが濃くなってしまいますし医療従事者=科学者として適切なアプローチかと言われるとそうではなくなってしまうかもしれません。
ここでは科学的・統計学的・物理学的観点から分かっている部分だけをご紹介しながら噛み合わせに関して少しでも興味を持って頂こうと思いますので次回以降お楽しみにしていて下さい。