渋谷駅から徒歩3分、渋谷区桜丘の歯医者「あけぼの歯科医院」

1検査から治療までの計画立案

歯周病治療で一番最初の段階は、歯周ポケットを測定するブローピングという検査です。これは歯周病の進行の度合いをチェックするものです。
歯科医院の診察中に「ちょっとチクッとしますね」と言われて、歯茎を「ツンツン」されたことは皆さんあると思います。あれがブローピングです。

この検査は歯周病治療ではとても大切な検査で、しかも定期的に行われる検査です。
なぜならこのブローピングは歯周病の進行度合を確認するもので、この検査結果から今後の歯周病治療の治療計画を立てるのです。すなわちブローピングなしでは歯周病治療は出来ないということになります。

次に、スケーリングという治療に移ります。具体的には歯石を除去する治療で場合によっては痛みが伴うため、麻酔を使って治療を行います。
そもそも歯周病は歯周ポケットの奥に歯周病菌が入り込んでしまうために起こります。

ですのでこの歯周ポケットに入り込んだ歯周病菌や歯石を除去することが歯周病治療になります。初期であれば歯肉の上部だけのものを取り除くだけなので、痛みは伴いません。

しかし歯周病が進行すると、上部の歯石を除去したところで意味がありません。なぜならそのもっと奥の歯石を除去しないと根本解決にならず、その治療にはと痛みが生じて麻酔が必要になります。ただ、しっかりとした治療を行わなければ、症状は快方に向かわずそれは治療、医療とは言えません。


そもそも、医療とは検査、診断をもとに治療計画を立て、治療を効率的に進めるものです。基本治療が終わり症状が快方に向かったとしても、治療は終わりません。

それは症状が良くなった状態を維持する治療だったり、今より良い状態にする治療です。

歯周病は日ごろの生活の積み重ねから起こる生活習慣病です。ですので、治療で快方に向かったとしても、今までと同じ生活をしていればいずれ再発してしまいます。

当院では、患者様に元気で幸せに過ごしていただくため、せっかく治療した歯周病の再発を防ぐためにお口の健康をサポートしていきたいと思っています。

2「歯科衛生士担当制」の採用

当院では「歯科衛生士担当制」を採用しています。
患者様に適した、きめの細かい治療を提供するために、原則一人の患者様には一人の歯科衛生士が担当します。

これにより患者様との長いお付き合いの中で得た情報や変化から、最適な治療の提案が可能になり、お客様とも強い信頼関係を結ぶことができます。

当院を身近に感じていただければ、来院しやすくなりますし、気軽に日ごろの不安や悩みなどを相談してもらえれば様々な提案ができると思っております。

歯周病が原因で様々な全身疾患になる可能性があります。関連性があるとされている疾患には次のものが挙げられます。

 糖尿病

特に歯周病と関連が深いとされています。糖尿病患者は抵抗力が弱まっている為、歯周病にかかりやすくしかも重症化しやすいといわれています。しかも歯周病菌はインスリンの効能を弱め、糖尿病を悪化させる場合もあります。要するに糖尿病と歯周病、一方が悪化すればもう一方も悪化する関係性があるわけです。

 妊娠

歯周病により早産の確率が高まるという報告があります。これは妊娠中に歯周病にかかるとおなかの赤ちゃんに影響が出ることになりますので、安定期に入ったら治療を受けることをお勧めします。

このように、歯周病はそれが原因で様々な全身疾患になる可能性があり、場合によっては命を落としかねません。どうか甘く考えず恐ろしい病気であることを認識してください。

前述したとおり、歯周病は自覚症状が伴いません。気付いた時には悪化している可能性もあります。

ですので、どんなに毎日丁寧に歯磨きをしていても、歯周病にかかっているかもしれません。大事なのは歯周病の進行を把握し、早期治療することです。

最悪の事態を避けるためにも、定期的に歯科医院に通って現状を把握する必要があります。

何度も言いますが、歯周病は自覚症状がありません。
ですので、早期発見して治療することが必要不可欠になります。

自分の歯で健康的に生活していただくためにも、定期的に歯科医院の受診をお勧めします。